こどもがわがままな時を行った時にどう断るべきなのでしょうか?
無下に却下するのはもちろん良くないし、大人の都合で要求を却下するというのも、これまた良くない気がする。
自分のこどもからの要求を受け入れる・受け入れないの基準はどうすればいいのか?
こういう問いには世に出回っている育児書を読んで勉強するべきですが、その答えの一つが「すごい無意識」という本にひっそりと記されていました。
目次
こどもの欲しいものを買うべきときと、却下するべき基準とは?
こどもの欲しいものを買い与えるべきときと、欲しいものを却下するべきときの基準がフォレスト出版の「すごい無意識」という本に記されています。
「すごい無意識」の中の目次では「将来の収入はこどもの時点で決まってしまう?」という項目の中に書かれています。これはこれでとても気になる内容ですよね。
その中でFacebookの創業者であるマークザッカーバーグのエピソードが紹介されていました。
父親いわく、「みんながやってるからとか、みんな持っているからという理由の要求は全て却下しました。その代わり、自分がこうなりたいんだというものは全て買い与えたのです。」
つまり、他社基準のものは全て却下し、自分基準から発することしかやらせませんでした。その息子がやがてフェイスブックを作り上げたのです。
「すごい無意識」より引用
これは自分の子育てにも使える基準ですよね!
他人の意見が中心だったら却下して、自分の意思が中心となっているなら買い与えるという基準は素晴らしい。
他人の意見で買わないようにする
こどもだけじゃなく、大人もだと思うんですけど、結構「なんとなく」で買ってしまうことって意外と多いですよね!
- スマホはみんなが使ってるから「iPhone」にしてます。
- 友達から勧められたから「7つの習慣」読んでみました。
- スタバに行くために「MacBook」欲しいです。
などなど、自分で心から欲しいと思っていないのにノリで買ってしまうことって度々あるものです。
そういう他人基準の価値観で欲しくなっている場合にはこどもの要求は徹底的に却下していくことが必要です。
人から勧められるがままに買ったけど、よくよく考えればいらないものだったなんてことはできる限り避けるべきことです。
理由のない場合も買わないように気をつける
他人の意見を参考にして買わないようにするだけではなく、理由が説明できない場合も却下するべきでしょう。「すごい無意識」の中にこんな一節がありました。
将来低所得者になるこどもは、お母さんに「あんたはもうゲーム持っているじゃない。ゲームなんかしていないで勉強しなさい!」と感情的に叱られるというのです。その結果、こどもはお母さん基準、つまり他社基準になってしまうのです。
一方、将来高所得者になる子供は、お母さんから「じゃあ、どうしてそのゲームが必要なのか理由を聞かせてくれる?」と、理性的に理由を聞かれます。
「すごい無意識」より引用
本当に欲しいものであれば、きちんとした理由を出せるはず。
欲しい理由を論理的かつ建設的に説明するクセをつけるためにも、欲しい理由とそれを買うべき理由をこどもの口から説明させるべきでしょう。
こどものレベルに合わせて説明を聞くことが重要
しかし、この方法はある程度の年齢にならないと難しい方法です。
なぜなら小さい子は言葉の数がまだ少なく、理由を説明してと言われても、説明することができないからです。
極端に言えば、1歳のこどもに理由を求めているようなもの。
まだ「1語」か「2語」しか喋れないし、ゴニョゴニョとしか言えないこどもに説明を求めるのは、さすがに無理があります。説明を求める方がおかしいですよね。
なので自分のこどもの言葉のレベルに応じて説明を求めるようにしたいところ。
説明ができない場合は一緒に考える
また、こどもが喋れるようになっていたとしても、最初から説明をうまくできるはずはないので、一緒に欲しい理由を考えてみるということも必要だと思います。
- 自分がなんで欲しいのか
- なぜ買うべきと思ったのか
- 本当に必要なのか
そういうことを親子で話し合いながら欲しい理由・買うべき理由を考えていくべきでしょう。
一緒に考えていくことで、徐々に自分で答えを見つけられるようになるはず。
勉強と同じで、問題を解く方法を知り、反復練習をすることによって、初めて自分でできるようになるのです。
こどもに説明する前に自分で実践しなければ無意味!
自分の小さかった頃に「親がやってないのに、なんで自分はやらなきゃいけないんだ!」って思ったことないですか?
僕は「勉強しないとダメだよ!」とか親によく言われていたんですが、その言葉を聞くたびに「そういう自分は勉強してないじゃないか!テレビ見てゴロゴロしてるクセに!」と思ったことを覚えています。
こどもって基本的に親の行動を真似するものだし、親が実行できていないことをこどもに押し付けるというのは説得力がゼロ。ナンセンスというものでしょう。
基本的に率先垂範で、見本を見せつけるべし!
こどもに欲しいものの理由を説明させたりする前に、自分が欲しいものを買うときもこどもに理由を説明することは絶対!こどもにだけ厳しくして自分には優しいとかグータラな感じでは、こどもに「嘘ついてもいいんだ」と思わせてしまうだけです。
有言実行、初志貫徹。
そういう姿勢をこどもに見せつけ、かっこいい大人になってもらいたいですよね。
そのためには自らが手本を見せて、「こうやるんやで」と実際にやってみせるしかありません。こどもにあれこれ言う前に自分から鍛えていきましょう!
僕もこれからはお金を使うたびに、「本当に買うべきか」「なぜ必要なのか」をいちいち考えるようにしてみます。
ちなみに「すごい無意識」は自己啓発やビジネス書と見せかけて、育児にも使えることがぎっしり詰まった本なのですが、買うべきかどうかは自分で考えてみてください。物を欲しいと思った時には必ず理由があるはずです。
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