転職サイトを見ているとたくさんの企業の情報があって、どういう企業に勤めるのが自分にとってベストなのか、なかなかわからないものですよね。
- 将来性のある大きな会社に勤めるのがいいのか
- 単純に報酬が多い会社に行くべきなのか
- それとも、自分の「好き」を仕事にできるようなところに行くのがいいのか…
会社を選ぶ基準を持つというのは思いのほか大変!
ハッキリやりたいことが決まっていたり、自分の人生の目的を持っていたりする人はいいのかもしれません。しかし、自分のやりたいことがハッキリしている人ってあまり聞いたことがないですよね。
みんな結構なんとなく仕事を選び、なんとなく働いたりしているのかもしれません。
そういう仕事選びに迷ったとき、どういう基準で仕事を選べばいいのか?
サイボウズの青野慶久さんの言葉が非常に参考になるので、紹介したいと思います!!
目次
会社選びの基準は「理念と代表者に共感できること」
以前、サイボウズ式というサイボウズ株式会社のオウンドメディア内で、社長である青野慶久さんによる「会社選びの基準」について、非常に参考になる意見がありましたので紹介いたします!
貴重な意見が書かれているのはこちらの記事内で、「自分が成長できる環境を選ぶには会社のどんな部分を見ればいいの?」という問いへの回答部分にありました。
参考記事:「大企業でくすぶっている若者たちは、就活に失敗したんだわ」──ツイートの真意を社長の青野に聞いてみた
新しく出す本にも書いたんですけど、僕は「理念と代表」だと考えています。
会社の理念を見て「自分はこのチームが目指している姿に共感できるか」を考えるべき。これは仕事でモチベーションを保つための大前提だと思います。多くの日本の大企業は、これがあいまいになってしまっています。
サイボウズ式 「大企業でくすぶっている若者たちは、就活に失敗したんだわ」──ツイートの真意を社長の青野に聞いてみた より引用
「会社選びの基準」は「理念と代表者」という青野さんの意見。
心にグッときますね!一見、当たり前のようなことに聞こえますが、深く心に刺さりますね!
自分のやりたいことと事業内容の一致だけでは足りないのかもしれない
これまでは「自分のやりたい事がどんな事なのかをよく考えて仕事を選べよ!」と教えられていた気がします。
ずっと「あなたの将来の夢、ビジョンは何?」という問いを繰り返しされてきました。
それは学生の就活の頃からよく言われていて、自分の「やりたいこと」と会社の「事業の内容」が一致する企業を探すのがよろしいという認識でいました。
しかし、青野さんの発言をみると、それだけでは足りないようなのです。
大切なのは会社の持つ「理念」、そして「代表者」。会社に勤めている方ならその大切さを、日頃から少しずつ感じているものかもしれません。
「やりたいこと」と「事業」の一致だけでは足りない理由の考察
自分の夢と会社の事業の一致だけではなぜ不十分なのでしょうか?
企業の「理念」や「代表者」をみる事はどんなに大事なことなのでしょう?
それは、仕事を続けていくうちに仕事へのモチベーションをいずれ失ってしまうからだと考えます。完全に青野慶久さんの発言に共感してしまいましたが、そう思うのです。
ゴールの場所がわからないマラソンを続けられるか
「理念」がハッキリしていない会社というのは、会社の方向性、向かうべきゴールの方向が曖昧なところであると思うんです。
理念というのは「こうあるべきだ!」というのを考えを示したものなので、それが曖昧だったりハッキリしていないというのは、ゴールの場所がわからないマラソンをしているようなものだとじゃないかと思います。
例えば、自分がマラソン好きの人間だとして、
社長や上司から「頑張れ!もっと走れ!」とか言われてたとしてですよ、
- 自分「どっちに向かって走るんですか?」
- 上司「何言ってんだ、余計なこと考えないでとにかく走れよ!」
- 自分「でも方向性がわからないと走れないです」
- 上司「自分で考えろ!お前の代わりはいくらでもいるんだぞ!」
想像の域を出ませんが、理念が曖昧だと、こんなやりとりが繰り広げられそうな予感がします。
しかし、自分自身でこの例えと似たような体験をしているので、おおかた間違いないのではないかと思っています。
理念への共感がなければいずれモチベーションが尽きる
やはり理念という強固な指針がなければ、いずれモチベーションは尽きますよね。
なんのために、どう頑張り、社会にどう貢献する会社なのか?
それに共感できない状態で働いたとしても、力が入りません。
顔の濡れたアンパンマンみたいな感じになりそうです。
あなたがは現在勤めている会社の理念に強い共感を持っていますか?
もし理念に共感できていないとしたら、仕事を頑張れないのは、仕事が楽しくないのは、そのせいなのかもしれません。
信用できる代表者や上司じゃないとついていけない
サイボウズの青野さんは経営者の発信力についても言及されています。
みんながみんな同じではないけれど、自分の行動に自信のない代表というのは、陰に隠れてあまり情報を出さない傾向があります。発信していない人は後ろめたいことがあるのかもしれません(笑)。
逆に自分の行動に自信のある代表は積極的に発信し、共感する人が多く、仲間も多い。どんなことを発信しているか、どんな風に共感されているかを見るのは大切だと思います。
自信のある経営者は発言力が高く、共感する人や仲間も多いとのこと。
逆に、自信のない代表はあまり情報を出さない傾向にあるようです。
確かに自信がなければ強い発言力を持つこともできないし、多くの人を率いるというのは難しいですよね。
自信のある人と一緒に仕事ができるというのは非常に強い安心感があるし、一緒に仕事をするのが楽しくなりそうです!
自信のある人、自信のない人。どちらについて行きたいかは明白ですね。
「理念」と「代表」に共感できるかを仕事選びの基準として参考にしたい!
理念と代表者に注目するというのは、目からウロコが取れるような考えでした。
至極当たり前のように感じますが、言われるまで自覚できないことだったように思います。
自分自身が現状の仕事に強く打ち込めていない時期にサイボウズの青野さんの発言を知ったので、「俺が頑張れない理由ってこれだったのかも」と思ったことを覚えています。
ということで仕事を選ぶときには採用条件や事業内容についてだけではなく、「理念」と「代表者」に強く共感ができるかどうかも参考にしてみてはいかがでしょうか。
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